仕事を辞めたいと思った時に、数日も数か月も経ってしまったことはありますか?
私はたくさんあります。
退職を申し出てから実際に退職できるまでに通常1~3か月掛かります。
そのため、決断を後回しにすればするほど、申し出てからの数か月が長く感じてしまいます。
あまりに悩み続けていると、誰かに退職の相談をしたくなりますよね。
でも待ってください。
退職相談をする前にいくつかの注意点があります。
事前にチェックしておきましょう。
退職相談をする前に知っておくべきポイント
退職の相談はいきなりしてはいけません。
自分の気持ちも整理しきれていない状態で相談してしまうと、相談の過程でも自分の意見に一貫性がなくなります。
また、相手からの回答も望んでいない歪なものになってしまうでしょう。
例えば、「仕事を辞めたいんだよね」等と、漠然と仕事の不満を伝えたところで、あなたが何をしたいのかは伝わりません。
有意義な回答を得るためにも事前に知っておくべきポイントがあります。
順に解説します。
相談する必要はないかもしれない
もしかすると、そもそも退職について相談する必要はないかもしれません。
なぜなら、今の状況をどう感じていて、どうしていきたいのかわかるのは自分だけだからです。
まずは、相談する前に、なぜ仕事を辞めたいと感じたのか、辞めた後どうしていきたいのか自問自答しましょう。
もし少し考えるだけで次に進むべき道が思い浮かぶのなら、相談するのはその道を歩んで失敗してからでも良いでしょう。
自分の達成したい目標を明確にしておく
意外と多いのが、自分の考えを全く持たずに相談を始めてしまうことです。
ただ不満を聞いてもらって、それに対する感想をもらうだけで終わってしまいます。
よく「相談する前から、自分の中で結論は出ている」なんて言われるので、気持ち的にそれで良ければ何も問題ありません。
しかし、仕事を辞める点について自分の目標を明確に伝えた上で、自分の知らない角度からの意見が欲しいのであれば、予め論点を絞り込んでいたほうが良いでしょう。
相談は経験者・専門家にする
よくありがちな失敗は、単に身近な人に相談してしまうというものです。
これの何が悪いかというと、偏見による回答が返ってきてしまうという点です。
もし仮に、仕事を辞めてプログラマーになろうと思うと告げた相手が、プログラマーではなかったり、IT分野の専門家でなかった場合、100%偏見での回答が返ってきます。
なぜなら、調べたことや聞いたことがある情報しか持っていないからです。
どんなに良心からのアドバイスであっても無価値です。
知識を広く浅く集めている人は、あたかも知っているかの如く説明を始めるでしょう。
もしくは否定から入ってくるかもしれません。
そのような相談にあなたの人生を左右させるようなことはしないでください。
そういった疑念を持たないためにも相談する相手は経験者か専門家に絞ってください。
もし身近にそういった方がいなければ、転職相談サービスがあります。
無料カウンセリングを行っているところも多いため一度体験してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、退職相談をする前に知っておくべき3つのことについてお話しました。
- 相談する必要はないかもしれない
- 自分の達成したい目標を明確にしておく
- 相談は経験者・専門家にする
仕事を辞めたいと思った時、真っ先に誰かに相談してはいけません。
まず何がきっかけで辞めたいと思ったのか、辞めてどうしたいのかを整理してみてください。
もし自力で答えにたどり着けるなら相談の必要はありません。
もし自分以外の視野からの意見が欲しいのなら、方向性を明確にして具体的なアドバイスをもらうと良いでしょう。
しかし、相談する相手は経験者や専門家に限るよう注意してください。
転職をお考えの方はこちら。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。