今の仕事が自分に向いていないと感じて、仕事を辞めたくなった経験はありますか?
私はあります。
今でもたまに向いていないなと感じることはあります。
しかし、そう感じることによって心が病むことはなくなりました。
その経験から、向いていないと思った時に感じる心の負担を軽減する方法についてお話しします。
向いていないと感じる原因は相対的劣等感
仕事に対する向いていないという感情は、比較から来ています。
例えば上司や同僚、もしくは有名人や自分の中の理想像と比較してしまうことはありませんか?
比較すること自体は悪いことではありません。
しかし人によっては、この比較により一定基準を満たしていないと相対的に劣等感を感じます。
劣等感を消す方法
では、劣等感を感じてしまう場合どうするべきなのでしょうか。
私が実際に試して効果があった考え方を3つ紹介します。
人は平等ではないと知る
人は初めから平等ではありません。
先天的な病を抱えている方もいれば、元々何かの才能を持っている方もいます。
さらに言うと、人がどのような人生を送り、どのような経験をしてきたのかはまるで違います。
一見同じように見えても、よく観察すると違うものによって構築されているのです。
例えば、営業トークが長けている2人がいたとして、1人は商品を誇張することに優れていて、もう1人はお客さんのご機嫌取りに優れているというケースです。
一概にトーク技術といっても、蓋を開けてみれば全然違う技術の積み重ねだったりするのです。
そのため、他人と比較して得られることはあっても、劣等感を感じる必要はありません。
向いていないと感じる原因を探る
向いていないと感じる気持ちは一言で語れます。
- 私は営業が向いていない
- 私はプログラマーに向いていない
- 私はデザイナーに向いていない
などです。
聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、なぜそれが向いていない(上手くいかない)のか理解していない人が多いです。
例えば、営業で売り上げが伸びずに劣等感を感じていたとします。
ここで、なぜ売り上げが伸びないのか、自分で理由を考えてみます。
必ずしも当たっていなくて構いません。
これだけです。
向いていないと感じる原因に目星をつけてみるだけ。
自分の分析が当たっていれば、最終的に売り上げ数にもプラスの影響が起こるでしょう。
もし自分の分析が間違っていたとしても、それは経験となり次回の分析や人生そのものを支えることになります。
要は一度原因に気付いただけで、そこに目が行くようになり、意識せずとも改善に向かっていくということです。
自分で考える力を伸ばす
最終的にこちらが一番伝えたいことです。
今までは漠然と「向いていない」の一言で片付けていたはずです。
ここで止まってしまうことが精神衛生上一番よくありません。
いわゆる「くよくよ」している状態は、何も考えていないのと一緒なのです。
気付いた原因を自ら分析し、再挑戦する姿勢こそ本当の財産です。
いままでは、
失敗 → 向いていない(思考停止)
という思考パターンだったと思います。
しかし、自ら考えることで、
失敗 → 分析 → 再挑戦
という劣等感を感じる間もない思考パターンに切り替えることができます。
このパターンに入ると、失敗しても悔やむのは一瞬になり、次の瞬間にはなぜ失敗したのか分析し再挑戦するようになるでしょう。
まとめ
今回は、仕事が向いていないと感じた際の心の守り方についてお話ししました。
以下のようなことを理解し実践することで、劣等感をポジティブに受け入れることができます。
- 人は平等ではないと知る
- 向いていないと感じる原因を探る
- 自分で考える力を伸ばす
つい他人と比較して劣等感を感じがちですよね。
他人との比較は、自分の問題点を発見するために参考になることはあります。
しかし、劣等感を感じる必要はありません。
大切なのは問題点を探し、改善案を考え、ひとつひとつ試していくことです。
向いていないと感じる要因がなくなっても、仕事に魅力を感じないのであれば、その時は転職も考えても良いかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。