私の経験上、プログラマーになると職場の人間関係が良くなります。
なぜなら論理的思考により自分や相手を理解(推測)するようになるからです。
誰かの発言や何かの事象に対して、突発的に反応することが減ってきます。
そのため、冷静に物事を判断し現時点での最適解を選択できるのです。
これが少しずつ人間関係に影響し、自らストレスを感じにくい職場環境を生み出すことに繋がっていきます。
失敗から原因を特定し次に活かせる
プログラマーになると細分化して物事を考えられるようになっていきます。
なぜならプログラムを書く際には具体的プロセスをコードにする必要が出てくるからです。
例えば「 A の実現には B が必要で、 B の実現には C が必要」のように物事を細分化します。
これにより問題点が明らかになりますし、その順序も明確になります。
この物事の細分化マップが頭の中にあれば、物事が上手くいかなかった際にただ落ち込むことはなくなります。
原因が何であったを正確に捉え、どの順序で物事を進めれば成功に近付けるか把握し対応できるようになっていきます。

プログラマーは物事の表面だけを見ない。裏まで理解して次に活かす!
あらゆる結果を想定できる
プログラマーになると、例外(エラー)処理を書くことになります。
エラーが発生した際にどうリカバリーすべきか書かれていないとデータが破損したり、予期しない状況に陥ってしまう可能性がありますよね。
なのでプログラムを書く際には全てのパターンを網羅します。
例えば入力した値によって挨拶を表示するプログラムを書くとします。
1, 2, 3 を入力すると、それぞれ「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」と表示されるプログラムです。
エラーが発生すると、あなたの銀行口座の預金全てが消滅しますw(冗談です)
となると、1, 2, 3 のパターンだけ考えたプログラムなんて書きませんよね。
ユーザーは 0, 4, “あいう” といった値を入力してくるかもしれません。
なので「 1, 2, 3 以外を入力した場合」という例外処理もプログラムに書いておく必要があるのです。
プログラマーにとって三択問題は三択ではありません。
例外処理にも常に目を光らせています。
それにより対人関係においてもあらゆる選択肢に気付き、より安全な選択肢を選択することができるのです。

プログラマーは例外も常に想定している。隠された選択肢に気付ける可能性が高い!
消極的
論理的思考の弊害として、プログラマーは消極的になる傾向があります。
なぜなら多くの選択肢には気付きますが、安全な選択肢を選ぶからです。
起業家タイプの人であれば多少のリスクは恐れずリターンが大きい選択肢を最善として取ることができるのでしょう。
しかし、プログラマーはそうではありません。
例外まで緻密に計算し、予測できない事象が発生してはならないのです。
推測により物事を結果を判断するため、直感に従った行動を取ることは苦手です。
それ故に無難な選択肢を取りやすいですし、リスクを恐れない人たちと比較すると消極的と言わざるを得ないでしょう。

プログラマーは数ある選択肢から無難な選択しを選ぶ傾向が強い。リスクのある行動は取らない!
まとめ
今回は、プログラマーになると職場の人間関係が良くなる理由についてお話ししました。
プログラマーはプログラムが思ったように動かなくても、なぜ失敗したのかを調べ上げます。
失敗にただ落ち込むことはなく、失敗の原因を特定し必ず次に活かします。
このトライアル・アンド・エラーの発想が日々の対人関係を良くしていくでしょう。
また、プログラマーはあらゆる選択肢に気付き、その結果を結果を推測できるようになります。
対人関係の中で選択肢に気付くようになると、反射でぶっきらぼうな言い返しをすることが無くなります。
多くの選択肢を持っているため、無難な選択肢を選ぶことが出来るようになるのです。
そしてプログラマーは消極的になってしまうという弊害を持ち合わせています。
無難な選択しを選ぶが故に、起業家のようなリスクを覚悟してリターンを勝ち取るような大胆な行動を取りにくいのです。
プログラマーになることによって誰もが論理的思考の持ち主になる訳ではありませんが、比較的そのような傾向が強いでしょう。
良さもあり悪さもありますが、対人関係においては強い武器になると言っても過言ではないのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。