朝起きたら、真っ先に考えることは「仕事に行きたくない」ということ。
そんなことを毎日考えるようになると危険です。
連休、場合によっては退職や転職が必要でしょう。
日本ではまだ休暇が取りにくい雰囲気が残っている職場が多いです。
休みが必要であることを自覚して上手く伝えれば、意外と休暇は取れるものです。
休みが必要な理由と、その上手な伝え方を解説します。
心は既に限界を迎えている
毎日朝起きる度に「仕事に行きたくない」と考えるようになったら、心が限界を迎えている証拠です。
かなり、うつの傾向が強くなっています。
というか私から言わせてみれば、それはもはや、うつです。
例えば、骨折している状況ではさすがに皆さん休むと思います。
毎日仕事に行きたくないと思うようになるということは、それにかなり近い状態です。
実際、毎朝身体が重くて出社困難なのですから当然です。
心が骨折しているのに出社するようなことはすべきではありません。
限界であることを自分で認めてください。
あなたには絶対に休みが必要なのです。
心の不調は他人からは見えない
心の不調は自分自身で気付きにくいです。
それ以上に他人はもっと心の不調に気付きません。
そのため実際は心が不調でも、やる気がないように見られたり誤解されることがとても多いです。
また、心が不調な時というのは、周りから弱った心に追い討ちを掛けられやすいとも言えます。
自分が思っている以上に、他人には伝わっていません。
そう、言わなければわからないのです。
正直に伝える
では、仕事を休むためにどのように伝えるべきでしょうか。
答えは、正直に伝えることです。
なので、嘘の理由を考えたり伝える必要はありません。
繰り返しになりますが、心は限界を迎えていて、他人は言わないと気付いてくれません。
そのため、伝えなくてはなりません。
具体的には以下のように伝えると良いでしょう。
「過剰にストレスが掛かっているようで、毎朝出社することが憂鬱になってしまいました。療養のために〇〇日から〇〇日までお休みをいただきます」
上記の例には、以下のポイントを盛り込んであります。
- ストレスによる影響であるという原因
- 毎朝の出社が憂鬱であるという現状
- 休みは療養のために必要なのだという目的
ここまで伝えて、やっと状況は深刻であることを理解してもらえる可能性が出てきます。
許可を求めず休暇を取る
合わせて行いたいのが、休みを取る際に許可を求めないことです。
例えば「お休みをいただけますか?」と尋ねると、相手に決定権を委ねることになります。
相手が休暇の申告を断る理由を挙げやすく、自身も尋ねている都合上、相手の決定に反論しづらいです。
そのため「お休みをいただきます」のように断言することで、相談ではなく申請であることを主張します。
遠慮や思いやりから疑問形で尋ねる人が多いですが、そこには自己犠牲が潜んでいます。
自分を殺してまでやることではありません。
自分の意志をしっかり明示しましょう。
休む期間は妥協しない
仕事を休むことを伝える際に、休む期間を妥協しないようにしましょう。
例えば、1週間休みたいのに3日などと遠慮して伝えてはいけません。
1か月必要なら無給覚悟で事前に貯金を蓄え「1か月休みます」と伝えましょう。
ただ会社側にも準備が必要なので、休暇が長期になればなるほど早めに申告しておくべきです。
日数が許容してもらえないなら、お互いが納得できる日数を交渉しても良いでしょう。
一番大事なのは、これだけあればリフレッシュできるなと確信できる日数をしっかり提示することです。
妥協はなしでいきましょう。
理解してもらえないなら転職すべき
もし交渉しても納得できる成果が出せない場合は仕事を辞めてしまったほうが良いでしょう。
なぜなら、心の骨折に対して十分な療養のための休暇を許容できない余裕のない職場環境に身を置き続けることのほうがよほどリスクが高いからです。
後述しますが、お金がない、または家族を養えなくなるから仕事が辞められないは全て思い込みです。
突然の退職であっても、転職先が見つからなくても最低限の生活は可能です。
そのため仕事を辞めて稼ぎがなくなって生活ができなくなったらどうしようと、心を擦り減らし続ける必要はありません。
それよりも無理に働き続けて心がダメになって免疫力が落ちたり、そのせいで病気になったりしたほうが最終的に復帰が遅れてしまいます。
時にリスクが高いように見えることのほうが安全だったりします。
今一度考えてみましょう。
仕事を辞めてゆっくりしても良い
心が限界を迎えるくらいなら転職したほうが良いというお話をしましたが、何も必ず転職する必要はありません。
仕事を辞めて完全に療養期間にしても良いのです。
なぜなら、日本には雇用保険や生活保護という必要最低限の生活を保障してくれる優秀な制度が整っているからです。
上手くこれらの制度を活用することで、十分に生活していくことは可能です。
雇用保険には基本手当という給付があり、待期期間を経て約3か月間給付を受けることができます。
生活保護は、資産や能力を行使しても生活に困窮する世帯に対し必要な保護を行う制度です。
生活保護を受給するためには、福祉事務所に行く必要があります。
その際、まずは相談するように言われ生活保護の申請を拒むかのような対応をされることがあります。
「水際作戦」などで十分に調べてから申請することをお勧めします。
まとめ
毎日のように仕事に行きたくない時の休暇の必要性とその伝え方について解説しました。
毎日仕事に行きたくないという状況は、既に心が重症の状態です。
自分から伝えなくては、決して他人に心の状態が伝わることはありません。
ストレスにより心が重症であること、休暇が必要なこと、許可を求めるのではなく、「休みます」と断言することが重要です。
転職や退職も視野に行動していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。