起業家を除けば、仕事が大好きという人は少ないのではないでしょうか。
実際、多くの人は生活のため仕方なく働いています。
働かなくても不自由なく生活できるなら、とりあえず仕事を辞めますよね。
それだけ多くの人がストレスを抱えながら働いているのです。
今回は多くの人がどのようなストレスで退職しているのかをお話します。
多くの人が抱えている退職理由を知ることで、自分が仕事に感じているストレスを見つけることができます。
また、退職理由を見つける上でも参考になるはずです。
それでは見ていきましょう。
クレーム対応
まずはクレーム対応によるストレスです。
クレーム対応は接客業ではもちろん、会社同士の対応でも発生します。
相手によっては感情的になったり、嫌味な言い方をしてくることもありストレスが溜まりやすいです。
プライベートでは絶対に相手にしないようなタイプの人とも仕事では接しなくてはいけないのが辛いところです。
経営者であれば、嫌な顧客とは取引しないということも可能でしょう。
しかし社員や従業員の場合、なかなかそのようにはいきません。
このような状況が続くと、精神的に参ってしまいます。
そして、なかなかストレスが発散できなかった結果、退職に結び付くことも珍しくありません。
意思疎通がうまくいかない
続いて意思疎通が上手くいかないストレスです。
語弊のないように伝えたつもりでも、相手に違う解釈をされ期待通りの結果を得られないとストレスに感じることがあります。
今まではアイコンタクトや身振り手振りといった方法で情報を捕捉することが可能でした。
しかし昨今リモートワークが増た影響で、視覚的な情報が減り声や文字だけで理解し合う必要性がますます高まってきています。
相手が必要としているであろう情報を適切に選択し、簡潔に伝える技術が求められます。
もはやひとつのスキルと言っても過言ではありません。
また聞く側は会話の流れから、相手の言わんとすることを読み取る必要があります。
簡単なことではありません。
毎日のようにこのような行き違いが続くとさすがに嫌になってしまいます。
時代的にこれからもっと増えることが予想されるストレスです。
長時間労働
こちらは適切に休みが取れなかったり、長過ぎる場合のストレスです。
長時間労働は当然肉体的に大きなダメージを受けます。
しかし実は精神的にも相当なダメージを受けていることをご存じでしょうか。
仕事しかしない毎日が続くと、視野が狭まり感情の起伏が無くなっていきます。
そうなると、何にも楽しさを感じなくなり、気が付くとうつ状態のできあがりです。
さらに、比較的にどんな業種でも起こり得るのが辛いところですね。
サービス業や、医療業界など、24時間必要とされている業種では特に起こりやすいように感じます。
日本は過労死大国と言われて久しいです。
それだけ日本の長時間労働は異常な状態であることを国際的視点から認めなくてはなりません。
会社は適切な量の仕事を請け負い、従業員は適切な時間以上働かないようバランスを考えて働かなくてはいけません。
人間関係がうまくいかない
続いて、人間関係のストレスです。
人間関係の問題は本当に難しいです。
十人十色の人生があり、その過程で構築された人格は皆バラバラです。
そんな我々が共に働く訳ですから、当然衝突も起きるでしょう。
苦手な人と距離を置くことは可能でしょうが、同じ職場に勤めている限り100%避けることはできません。
度合いにもよりますが、自分のことを威圧、非難してくるような人がいる場合は、相手と時間を割いてまず話し合うべきでしょう。
それですぐに解決しないようであれば、転職すべきです。
なぜなら、1日に人間が正確に思考できる回数は約35,000回と決まっており、限りある思考の回数を仕事ではなく、人間関係に割くことはとても非効率的だからです。
あと余談ですが、年収が低い仕事では人間関係にトラブルを抱えやすい傾向があるように感じます。
どのような相関関係があるかわかりませんが、高年収を追求することで人間関係の問題も少なくなることが実感できるでしょう。
役職の変化
最後に、役職の変化によるストレスです。
意図しない昇進により責任が増えたり、業務内容がガラッと変わってしまうことで仕事への意欲が低下し退職に繋がることがあります。
また、降等でも周りの目が気になり職場にいることが耐え切れず退職してしまうケースも少なくないありません。
勤めている会社で昇進していくことを望んでいる場合は、好ましい場合もあります。
しかしそうではない場合は、メリットがほとんどないため転職したほうが良いでしょう。
まとめ
今回は、多くの人が退職を決断する理由についてお話しました。
以下のようなストレスをご紹介しました。
- クレーム対応
- 意思疎通がうまくいかない
- 長時間労働
- 人間関係がうまくいかない
- 役職の変化
自分に当てはまるストレスはありましたでしょうか。
もちろん、退職に繋がるストレスは上記だけではなく無数にあります。
ストレスとは自覚なく溜まっていくものです。
これらのストレスに気付いたら早めに対処しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。