仕事を辞めたいけど、お金がないから今は無理と思ったことはありますでしょうか。
実はどんな状況でもお金がないから今は仕事が辞められない、なんてことはありません。
世間体やプライドに固執しなければ実現可能なのです。
それを可能にする4つの方法についてご説明します。
転職で備える
まずは基本的な戦略ですが、転職で備える方法です。
仕事を辞めてから、転職活動を開始しては結局不安に陥ってしまうため、必ず仕事と並行して転職活動を進めます。
この時に現職の時間配分に注意してください。
実際仕事と転職活動をどちらも行うのは、かなり大変です。
なので、現職には必要以上に時間を割かないよう工夫する必要があります。
残業は全て断りましょう。
もし定時退勤を引き止められる場合は以下のような断り方が良いでしょう。
「全力で仕事に取り組みましたが、当日中に終えられる作業量ではありませんでした。タスクの割り振り方に課題があるのかもしれません。本日は大事な用事があるため失礼します。」
仕事が終わらないのは、あなたの責任ではありません。
それをしっかり伝えて、素早く退勤しましょう。
そうして、転職活動で内定を勝ち取ってから会社を辞める流れを作れば安心です。
貯金で備える
次は貯金で備える方法です。
この方法はすぐには転職して働きたくない場合などに有効です。
詳細は後述しますが、約3か月の生活資金を貯めておくのが良いでしょう。
固定費を見直したり、大きな出費を減らすことによって貯金の速度も早められます。
また、固定費を削減するということは、必要な生活費の最大値が減ることにも繋がるため、意外と3か月分はすぐに貯まります。
貯金があると安心して仕事を辞めることができますよね。
可能であれば退勤の有無に関わらず、常に3か月の生活費は銀行口座にある状態を維持しましょう。
雇用保険で備える
次は雇用保険で備える方法です。
これは貯金と組み合わせると効果抜群です。
なぜなら自己都合退職の場合、雇用保険の基本手当を受け取るために、3か月の待機期間が発生するからです。
そのため3か月は貯金で生活できれば、万が一仕事が見つからなくても、もう3か月基本手当を受給して転職活動に集中できるのです。
半年もあれば、心の傷も癒せますし、働く意欲の回復も望めますよね。
基本手当を受け取るにあたりハローワーク等でお仕事を探す機会にも恵まれます。
仕事をしていない状態で転職活動に専念できるのも非常に有利です。
心にも休みを与えて、リフレッシュしてから転職活動に専念したい方は雇用保険を健闘されてみてはいかがでしょうか。
生活保護で備える
最後は最強の手段である生活保護で備える方法です。
この方法は最低限度の生活さえできないほどに困窮していれば、すぐに申請できます。
逆に資産があったり、家族からの支援が受けられる場合は受給するのは厳しいです。
本当に最低限度の生活が出来ない場合、国が生活を保証してくれます。
手元に全くお金がないけど、最短で仕事を辞めなくては心がもたない、そんな時に心強い制度ですね。
もしそんな状況なら迷わず最短で退職し、最寄りの福祉事務所に申請しにいきましょう。
ここでは長くなるため割愛しますが、福祉事務所に行くのは相談するためではありません。
申請するために行くということです。
福祉事務所の生活保護担当に会いに行くと、申請させないための相談が始まります。
なので、窓口で相談が始まって「あなたの状況であれば生活保護の受給は難しいですね」などと言われた場合は、「それは私に生活保護の申請をする権利がないということですか?」と会話を録音しながら聞き返しましょう。
生活保護の申請は国民の権利です。
窓口の担当者がその権利を奪うことはできません。
スムーズに話が進まない場合は、冷静に「私は生活保護の申請をしに来ました。申請用紙をください。」としっかり伝えましょう。
生活保護の受給を勝ち取ることができれば、家賃の支払いや食費等で悩む必要はなくなり、安心して転職活動に集中できますよね。
仕事を辞めたい時の最後の砦、生活保護。
万が一完全にお金が無くなっても、最低限の生活は保障されています。
必ずこの制度のことは認識しておきましょう。
まとめ
今回は、お金が無くて仕事を辞められないと思っている方々に伝えたいことをまとめました。
以下の順で備えることが可能です。
- 転職で備える
- 貯金で備える
- 雇用保険で備える
- 生活保護で備える
幸い、現在の日本において、お金が全くないことは死ではありません。
日本が国民の最低限の生活を支えてくれます。
どんな状況にあっても上記の順で自分に合うベストな方法を選択すれば、お金がなくて仕事が辞められないなんてことは起こりえないのです。
深く悩みすぎず、直感を大切に行動していきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。